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【セルフケア】腸活は“ちょい足し”でOK!今日からできる元気習慣

介護する人のひと休み

腸活は“ちょい足し”で習慣化できる!

はじめに

「ほらね、認知症でしょ」
母が主治医からそう告げられたとき、悔しさと同時に
“もしかして私も将来そうなるのかなぁ”という不安にかられたのを覚えています。

だからこそ、「今から自分にできることは何だろう?」と考えるようになりました。

脳と腸ってつながってるの?

👩「脳腸相関(のうちょうそうかん)って知ってる?」
👨「聞いたことあるよ。腸と脳が関係あるってこと?」
👩「そうそう。最近は“腸内環境が認知症に関係する”っていう研究も増えているんだって」
👨「へぇ〜。でも腸と脳って体の場所が全然違うのに、どうつながるの?」
👩「実はね、認知症の人では“腸の守る力(腸内バリア機能)”が弱くなっていて、その程度が記憶や思考の低下と関係している、という研究報告もあるんだよ。」
「腸内環境が乱れると脳にも影響が出やすいってことだね」

📌 具体例
「腸内細菌の構成割合が認知症の有無で異なり、特に“バクテロイデス菌”という菌が腸内細菌の3割以上を占める人は、認知症リスクが約10分の1に低い」
(公益財団法人 認知症予防財団)

👨「えっ、そんなデータがあるんだ!」
👩「これは高齢者だけの話じゃないの」
👨「若い時からでも関係あるの?」
👩「うん。腸内細菌の変化は“認知症の前段階”といわれる軽度認知障害(MCI)でも見られていて、MCIリスクを約5倍高めるケースもあるんだって」
(参照:healthist)

腸を整えることは未来の自分を守ること

👨「腸と脳がそんなに関係してるなら、ちょっと怖くなるね…」
👩「そうなの。でも逆に言えば、腸を整えることで脳の健康も守れる可能性があるのよ」
👨「それって、認知症の人だけじゃなくて、介護してる私たちにも関係ある?」
👩「めちゃくちゃ関係あるよ。介護者ってどうしても…」

  • 食事をおろそかにしがち
  • ストレスや睡眠不足が多い
  • 体調より“親の世話”を優先してしまう

👨「あぁ、思い当たるなぁ…」
👩「でしょ? そういう生活習慣が腸内環境を乱しやすいんだって」
👨「じゃあ、介護者こそ腸活を意識したほうがいいんだね」
👩「そうそう! 自分の腸を整えることは、未来の自分を守ることでもあるんだよ」

実践編:今日からできる「腸から元気になる」習慣

腸と脳がつながっていることが分かっても、
「じゃあ腸活を始めよう!」となると、
「続けられるかな…」と心配になる方も多いと思います。

でも大丈夫。腸にやさしい習慣は、難しい特別なことではなく、日常のちょっとした工夫から始められます。
介護や家事で忙しくても、無理なく取り入れられる方法をご紹介します。

「これならできそう」と思うものを、ひとつだけでも試してみてくださいね😊

① 食べる工夫|善玉菌 × 有用菌(プロバイオティクス)

  • ヨーグルトに季節のフルーツを➕🍎🍌
  • 野菜たっぷりのお味噌汁

腸内細菌の多様性アップにひと役。
有用菌(プロバイオティクス)は人によって合う・合わないがあるので、ヨーグルトは1〜2週間ほど試して、違和感があれば別の種類に切り替えてみてくださいね。

また、自分に合うヨーグルトが見つかっても、腸内細菌の「多様性」が健康維持のために大切といわれています。いろいろな種類の善玉菌を腸に届けるために、時々は違う菌株のヨーグルトも取り入れてみましょう。

国立がん研究センターの調査では、
野菜や果物を毎日食べる人は、認知症のリスクが下がることが分かっています。

野菜や果物をしっかり摂ることで、善玉菌が自然と増えて腸内環境も整いやすくなります。
ただし果物は価格の面もあり、20〜40代では1日あたりの摂取量が約50g程度と少ないのが現状です。

目標の摂取量は1日200g程度。

目安としては「バナナ1〜2本」
「キウイ2個」「りんご1個」「みかん2個」「梨1個」などです。

「間違いだらけの『野菜』の食べ方」林芙美 監修

👉 「季節によって価格が変動しやすい生フルーツですが、冷凍フルーツなら価格が安定していて、手軽にヨーグルトに加えられます。腸活を続けやすくする工夫として取り入れるのもおすすめです✨


② 生活リズムの工夫

腸と脳は「体内時計」とも深くつながっています。
介護のある生活ではつい自分のリズムが乱れがち。でも少しの工夫で腸と心の調子は大きく変わります。

生活全般の工夫リスト

  • ☀️ 朝の光を浴びる → 体内時計がリセットされ腸も活発
  • ⏰ 食事の時間を一定に → 消化リズムが安定
  • 🚶‍♀️ 軽い運動(散歩・ストレッチ) → 腸の蠕動促進&脳のセロトニン安定
  • 😴 昼寝は20分以内 → 気分のリセットに最適
  • 📚 夜のルーティン(ぬるめのお風呂・ストレッチ・読書) → 「眠る準備スイッチ」をオン
  • 🛏 寝室環境を整える → 明るさ・音・温度を調整して安心睡眠

👉 ポイント:全部やらなくてもOK。
できそうなもの1つからで大丈夫です。

③ 心のケアの工夫(ストレスをやわらげる小さな習慣)

腸と脳はストレスの影響を受けやすいです。
忙しい日常でも、心をゆるめる習慣を取り入れてみましょう。

  • 🌿 深呼吸にアロマをちょい足し
  • 🚶‍♀️ 5分だけ外の空気を吸う
  • 🎶 好きな音楽を聴く
  • 📝 感情を言葉に出す
    (ノートに書く、人に話す)
  • 😊 笑う

👉 ポイント:全部やらなくてもOK。
自分に合う1つで十分。

🌿 実践編まとめ

今日からできる「腸から元気になる」習慣は、難しいことではなく、日常にちょっと“ちょい足し”するだけで十分です。

  • 食べる工夫 → 腸内細菌を整える
  • 生活リズム → 腸と脳のリズムを整える
  • 心のケア → ストレスをやわらげ腸と心を守る

介護や家事で忙しい中でも、自分に合いそうなもの1つを選んで取り入れることが大切。
腸と心は、日々の小さな習慣の積み重ねで守られます。

💡 まずは1つ。今日から、腸と心の“ちょい足し習慣”をはじめてみましょう。

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